フッソのはなし③-正しい歯磨き粉の選び方-(コラム第16回目)
皆様こんにちは。みやのじん歯科クリニックの本田祐佳です。
前回の「フッソのはなし②-う蝕予防効果-」はいかがでしたでしょうか?
「2014年残すところあと1週間。年内のコラムは今回が最後となります。
これまでご覧いただきました皆様、本当にありがとうございます。
2015年も引き続き宜しくお願い致します!」
第16回目の今回は「フッソのはなし③-正しい歯磨き粉の選び方-」です、是非ご覧下さい!
副院長 本田祐佳
-正しい歯磨き粉の選び方-
前回もお話しましたが、フッソ入り歯磨き粉に含まれるフッソの濃度はさまざまです。
-どのくらいの濃度がいいの?-
500ppmF未満の濃度では虫歯予防効果がないといわれています。
最低でも500ppmF以上のものを選びましょう。
欧米では1200から1500ppmFの歯磨き粉が一般的に使われていますが、日本では薬事法により1000ppmF以下と決められているので900ppmF程度のものが一番オススメです。
せっかく毎日使っているのに効果がなかったらと思うととても残念です。
是非歯科専売の歯磨き粉を選ばれてください。
-歯磨き粉の量-
たっぷり付けたら良いと言うものではありません。
あまりたっぷり使ってしまうと、かえって悪影響を起こすこともあります。
適切な使用量も低年齢児から成人によって変わってきます。 | |
うがいの出来ない子 | 切った爪程度(ほんのちょっとです) |
うがいができる~5才 | 0.5センチ 豆粒大程度(0.25g) |
6~7才 | 子供用歯ブラシの半分程度(0.5g) |
8~9才 | 子供用歯ブラシの2/3程度(0.7g) |
10才~ | 歯ブラシの2/3程度(1.0g) |
※月刊歯科衛生士10月号より
-歯ブラシのポイント-(お子さんから大人の方まで)
●歯ブラシは軽く湿らせましょう。
●2分程度は歯磨き粉をつけて磨いてください。
●2分以上磨くときは最後の2分間で歯磨き粉をつけましょう。
●うがいは少量の水(10ml程度)で行い、一回のみとしましょう。
●1,2時間は飲食を控えましょう。
●フッソが口腔内にとどまるのは半日程度です。二回以上は歯磨き粉をつけて磨きましょう。
いつもご覧いただきましてありがとうございます!皆様、良いお年をお迎えください!!
第17回のコラムは「キシリトールってすごい!!」です。次回もお楽しみに!(2015年1月8日頃配信予定)