キシリトールってすごい!!(コラム第17回目)
【新年明けましておめでとうございます】
みやのじん歯科クリニックの本田祐佳です、みなさん、お正月はたのしく過ごせましたか!?
初詣や福袋、家族や親戚が集まり賑やかな食事など・・楽しいことが満載だったことと思います。
そんなお正月のお休みもあっという間に終わってしまいましたね。
暴飲暴食をしてしまって体の調子を元に戻さないと!と思っている方も多いのではないでしょうか?
体調管理と合わせて歯の管理もキッチリと行ってくださいね!
本年もみやのじん歯科クリニック共々、こちらのコラムも宜しくお願い致します。
-みやのじん歯科クリニック 副院長 本田 祐佳-
前回の「フッソのはなし③-正しい歯磨き粉の選び方-」はいかがでしたでしょうか?
2015年最初のコラムとなる第17回目の今回は「キシリトールってすごい!!」です。
是非ご覧下さい!
副院長 本田祐佳
キシリトールって何?
キシリトールは自然界に存在しています。
野菜や果物などにも含まれています。特にイチゴに多く含まれています。
人体の中にも存在しています。
もともとキシリトールは輸液(点滴剤)に含まれる炭水化物として使われており、1997年には食品添加物として厚労省から許可されています。
つまり、体の中に直接入れる薬品としても、口から食べる食品添加物としても安全であることが証明されています。
キシリトールのすごいところ
■キシリトールは虫歯の原因になる「酸」を作らないだけでなく虫歯の発生・進行を防ぎます。
■糖類をエサとするミュータンス菌(虫歯菌)はキシリトールを取り込んでも生きていくエネルギーにすることができず元気がなくなり、やがて死んでしまいます。
■日常的にキシリトールを摂取することによりミュータンス菌の数が減っていくのです。
■プラークの量と付着性(べったり)を減少させます。
■唾液の量が増えます。
キシリトールは何でもオッケー?!
フッソと同じですが(詳しくは前回参照)、実はさまざまな商品が出回っています。
キシリトールは50%以上ないと虫歯予防効果がないといわれています。
まずは、表示を確認しましょう!
■キシリトール50パーセント以上を!(できれば100%近く)市販のキシリトールガムには表示されていないことが多いです。
キシリトールガムと書いてあっても実際は50パーセント未満の事も多く、これでは効果が期待できません。
(ある市販のキシリトールガムは一回二粒を7回にわけて食べてくださいと書いてあります。一日14粒を毎日なんて続けられませんよね!それと比べて歯科医院専売品のキシリトールガムは100%ですし、少量で高い効果が得られ、費用対効果も大きいんですよ!一日に、一回一粒を3~5回でいいんです。)
■シュガーレス
糖類が入っていれば「酸」が作られ効果は期待できません。
■酸性物(クエン酸、果汁入りなど)を含まない
気軽に虫歯予防できますよ!咬むことは脳や顎への刺激にもなり相乗効果も期待できます!
次回から「噛むこと」のおはなしです。
第18回のコラムは「噛む 」はなし① -子供たちがあぶない!顎がどんどん小さくなっている!!-です。