「スマホネックについて」のお話
近頃、老若男女スマートフォン愛用者が増えましたね。
ガラケー全盛のころは、皆メールに熱中し、携帯サイトを熱心に見入ってました。ただ、ガラケーで画面表示される情報量は少なく、どちらかと言うとメール操作が中心。一方スマホはご存知の通り小さなパソコンを携帯してるのと同じで、いろんなHPや動画の閲覧、或いは無料のゲームアプリやチャットといった、長時間画面を見続ける利用法が多いようです。
院長 宮原猛
このブログをいまスマホでご覧のあなた!。その姿勢をよく見直してみてください。やや前かがみで首を前に傾け、肩をすぼめていませんか?最近、スマホ利用者の間で、「スマホネック」なる症状が増えているらしいです。頭痛・首こり・肩こり・吐き気・めまい・倦怠感・・・もともとは緩やかな湾曲を持っているべき頸椎が無理な姿勢を長時間つづけることで、湾曲のないストレートネックになってしまうようです。
成人の頭は単独でおよそ5キログラム以上あります。無理なバランスで長時間頭を支えるには、当然首・肩・背中の筋肉に過剰な負担をかけ、胸郭を圧迫し、浅い呼吸に陥ってしまいます。
また頸椎を含む脊椎には大事な脊椎神経や血管が走っており、その神経に負担がかかることで周辺の筋肉や内臓の働きを悪くしてしまいます。その結果、自律神経の働きにも影響を与え、更にはかみ合わせにも影響することは想像がつくでしょう?
かみ合わせの異常や自律神経の乱れは顎関節、唾液、口の粘膜の血行不良に影響し、ひいては虫歯や歯周病を悪化させます。ただでさえ若者の猫背が増えたといわれ、ここ数年はスマホ文化の浸透で更に追い打ちをかけてるようです。
対策として、
・1日にSNSやアプリをチェックする時間帯を決める。(食事中や歩きながらの操作はやめる、など)
・ひとしきりスマホ操作が終わった後は首・肩のストレッチ・肩甲骨を回す・深呼吸・などで一度リセットしましょう。
電磁波の脳への影響もささやかれてる昨今、楽しげなアプリもほどほどにした方が良さそうです。
最近はスマホが原因の交通事故も増えています。何にしても時間と周りの状況に今一度気を付けてください。
宮原歯科医院では、色々なテーマで勉強会・座談会を随時開催しています。
是非お気軽にお問合せください!
投稿日:2013年08月24日(土)